911への沈黙は裏切りとなる(1)
2010年10月4日
宇佐美 保
9.11事件に関しては、先の拙文≪小泉元首相は「同時多発テロ」の証拠を開示すべき≫で、次のように記述しました。
「世界貿易センタービル」と「アルカイダ」と言えば、誰しも1993年2月26日の、地下駐車場で車に積み込まれた爆弾が爆発した事件を思い出す筈です。 となれば、『9.11の大事件』の際、「アルカイダ」がビルの崩壊を企んだら、ジェット旅客機の激突に加えて、爆薬による爆破も合わせて計画したと考えるべきです。 |
なのに、「爆薬による爆破」を捜査当局が除外しているとしたら、
その捜査には何かの力が作用していると考えるべきでしょう!!!
この件に関して、AIA(全米建築家協会)所属でサンフランシスコ・ベイ・エリアの建築家リチャード・ゲイジによる2時間用DVD(9/11:BLUEPRINT FOR TRUTH)から、最重要点だけを取り出して日本語版として編集した1時間の短縮版DVDには恐るべき事実が収められています。
その一部を次に掲げます。
アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA)報告書(2002年5月)には、「第7ビルの火災の特徴とそれがどのようにビル倒壊の原因になったかは、今の時点ではまだ分からない」、「この件を解決するためには、更なる調査と研究そして分析が必要である」 ところが残骸は直ちに片付けられてしまっている。 |
更に、FEMAの報告書の次の記述も紹介されています。
崩壊の原因は衝撃による荷重がビルに巨大な損傷を負わせたことと、それに続いた火災の組み合わせである。 |
ところが、タワー・ビルから離れて立っていた47階建ての第7ビルが飛行機の衝突なしに崩壊しているのです。
更に不思議な事は、
“BBC放送は、WTC第7ビル崩壊20分前に、アナウンサーのバックに、第7ビルを映しながら「WTC第7ビルの崩壊」を告げてしまっている” |
事実を画像と共に教えて下さいます。
更には、2000万ドルと3日月の歳月をかけたNIST(米国国立標準技術院)による「世界貿易センター・タワー崩壊に関する最終報告」には、次のように記述されていると紹介してくれます。
「研究の焦点は、飛行機の衝突の瞬間から、それぞれのタワーが崩壊を開始する迄に続いた出来事に当てられた。」、「簡潔にする為に、この一連の出来事は可能性のある連続した崩壊という形で述べられたが、それは実際には、崩壊開始の条件が整い、崩壊が避けられなくなった後のタワーの構造的な振る舞いを含むものではない。」 |
これに対して、リチャード・ゲイジ氏は“トラスがたわみ、最初の支柱が引き込まれるので止めている”と語っています。
更には、“1万ページの報告書の中で、ビルの崩壊開始以降に関しては、1/2ページだけで次のように記述されています”と。
「崩壊開始地点の下にあった構造は、飛行機衝突箇所より上の落下に対して、最小限の抵抗を示すのみだった。」 |
これに対してリチャード・ゲイジ氏は、
“我々の多くが訂正を要求する手紙を出したのですが、いまだにそれにふさわしい結果は出ていません。彼らはその返答の中で「我々は、ツインタワーの全面崩壊について十分な説明をする事が出来ない」と言います。” |
リチャード・ゲイジ氏はDVDの中で、
捜査当局は明々白々な爆薬による破壊を全く考慮せず、“ビルの崩壊原因は、はっきりと確定できない” と退けている |
と語っておられるのです。
本文の冒頭に、“「世界貿易センタービル」と「アルカイダ」と言えば、誰しも1993年2月26日の、地下駐車場で車に積み込まれた爆弾が爆発した事件を思い出す筈です。”と記述しましたが、何故、捜査当局は、ビルの崩壊原因に関して、爆薬を無視しているのでしょうか?
47階建ての第7ビルが飛行機の衝突なしに崩壊した原因は明らかに爆破による制御解体そのものである事はあきらかなのに!
ここで、拙文≪やっぱりおかしい9-11同時多発テロ事件≫の一部を抜粋しますと、
DVD(911ボーイングを探せ)のホストは、2つのタワーに隣接する第7ビルの崩壊(私は日本のテレビ放送では見たことのない)に対する疑問をも投げかけてくれています。
【ホスト】 ここでラリー・シルバースタインのCBSによるインタビューを聞いてみましょう。彼は世界貿易センターの賃貸オーナーでした。 【ラリー・シルバースタインの話】 「消防署長から私に電話があり、火災を消し止められるかどうかわからないと言われたことを覚えています。たくさんの人が亡くなったので、建物を壊してしまうのが得策かもしれない、と彼は言いました。 そして彼らはビルを解体することを決め、それから私たちはビルが崩壊するのを見ました」 |
更には、解体されて行く第7ビルの様子も、拙文をご参照ください。
WTCビル崩壊に関して、何故、米国政府側は、爆薬による破壊を考慮しないのでしょうか?
リチャード・ゲイジ氏はDVDの中で、次のように続けられます。
(氏の文言配列を若干変え、その間に、少し、私の接続的記述が加わっていますが)
ビル火災では650℃までしか上昇しないと言われているのに! しかし、NISTは、1050℃程まで上昇すると主張するが、建築鋼材は1500℃迄では熔け始めもしない。 従って、ジョン・グロス氏(NISTの報告書をまとめた主任エンジニア)は、“熔けた鋼材の溜まりがあったという目撃者はだれ一人いません”と言うことで事態を収めようとしますが、彼は、次のような証言を無視しているのです。 ニューヨーク市消防隊員:“下に降りてみると熔けた鋼材が見えます、鋳物工場のような・・・” リチャード・リッグス氏(残骸撤去の専門家):“実際熔けた鋼材の梁が掘り出されました” ケン・ホールデン氏(ニューヨーク市と氏切開建築局主任):“地下は非常に熱く、熔けた金属が壁を滴り落ちるほどでした” バード・ヴァアサンガ氏(建築家):1メートル四方ほどの塊を指さして“これは熔けた鋼材が(コンクリートと)混ざり合ったものです” ワールドトレードセンタービル(WTC)の構造力学エンジニアのレスリー・ロバートソン氏は、2001年10月5に開催された「構造力学学会」で、“事件後21日経っても熔けた鋼鉄が流れ続けていた” |
何故これらの証言をNISTのジョン・グロス氏は、殊更に無視しようとしたのでしょうか?
それは、2500℃迄達するテルミット(主成分が酸化鉄+アルミニウム)の存在を無視したかったから思われます。
何しろこのテルミットは、ビルの爆破解体に使用される爆薬でもあるのですから!
ジョーンズ博士らの論文には、 “WTCビルの崩壊による粉塵を分析した結果、テルミット反応の痕跡並び、未着火のテルミットを検出した。” と記述されている。 |
WTCビルに関しては、118名以上のニューヨーク市消防隊員や、そのほか多くの方々が「爆発音を聞き、閃光を目撃している」のです。
事件から5日も経過した9月16日に於けるNASAの上空からの熱分布観測画像では、WTC1付近で約627℃、WTC2付近で約747℃、WTC7付近で約727℃を示しています。
(地下4階或いは5階ではもっと高温でしょう)
更に、このDVD中で、David Chandler氏は、次のようにも教えてくれます。
NISTの研究者はこう主張します。 飛行機の激突箇所の上にあったビルの上層部分がくい打ち機のように落ちかかり無傷だったビルの仮想の部分を押し潰しながら、地面まで落下したのだと。 |
事件発生時、確かに私もテレビ画面にくぎ付けになりながら、そのように思いました。
(日本人の大多数も「飛行機に激突された部分の上層部」があたかも「ダルマ落としのダルマ」であるが如くと!思ったと存じます)
この認識が錯覚である事を、本DVDの映像がはっきりと教えてくれます。
その映像の一部のカットを次に掲げます。
WTC第1ビル(北タワー) | |
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このようにWTC第1ビル(北タワー)では、ダルマ落としのダルマ自体が真っ先に爆破されて消滅しています。
即ち、飛行機衝突階の上部階から順次爆破と思えるような崩壊が始まっているのです。
更には、飛行機はコーナー部に衝突して破壊は対称的ではないのにビル崩壊は対称的に発生しているのです。
WTC第2ビル(南タワー) | |
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又、WTC第2ビル(南タワー)では、ダルマ落としのダルマ自体が最初22度(この画面では左側に)も傾きながら、そのまま傾きを増し落下することなく、そのまま下層部の爆破に吸い込まれていっているのです。
ですから、リチャード・ゲイジ氏は、次のように結んでおられます。
ビルの崩壊に対して我々の政府は嘘をついていたようです。 911調査委員会報告が嘘を塗り固め、FEMAと、NISTがそれを正当化しました。 そして、大手メディアがその嘘を繰り返し植えつけてきました。 爆発物を作り、調整し、設置する為には何カ月もかけた計画が必要、その計画の為にアルカイダが警戒厳重なビルに近付けたでしょうか? |
そして、次の故マルチン・ルーサー・キング(Martin Luther King)氏の言葉を紹介されます。
“沈黙が裏切りに変わる時が来ているのだ” “A time comes when silence is betrayal” |
(追記) 更に、「911への沈黙は裏切りとなる(2)」、「911への沈黙は裏切りとなる(3)」